東京工科大学研究チーム、「油酔い」メカニズム解明 調理環境の改善へ前進

総合 ニュース 2013.07.05 10858号 04面

 東京工科大学(東京都八王子市、軽部征夫学長)応用生物学部の遠藤泰志教授らの研究チームは、食用油脂を使った調理中に起こる「油酔い」の原因物質とされる「アクロレイン」の発生メカニズム解明に初めて成功した。今後の加熱調理現場の環境改善への活用が期待されている。  食用油脂を用いてフライ、炒めなどの加熱調理を長時間行うと、悪臭がこもり、気分が悪くなる「油酔い」が起こる場合がある。これまでアクロレインと呼ばれる揮発性のアルデヒド化合物が原因とされてきた。しかし

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