包装米飯特集:無菌包装生産量は4年連続で増加 確かな追い風も 「量と質」の両立へ
包装米飯市場は、高齢者や単身層の支持を追い風に14年も拡大を続けそうだ。今後は保存食や備蓄用といった用途を超えて、日常食としてどこまで浸透できるかが試される。一方で、価格競争による収益率の低下が課題となり、原料米などにこだわった付加価値品への注力を表明するメーカーが目立つ。今年は、新規ユーザーのさらなる取り込みと既存層の消費量アップによる量的な伸びとともに、価値訴求品による質的拡大をいかに両立していくかが試される1年となりそうだ。(丸山正和)