紀州南高梅、平年並みの収穫量 国産と中国産の価格差縮まる

農産加工 ニュース 2014.09.29 11077号 01面

 14年産紀州南高梅の収穫量は和歌山県全体で6万5000tほどとみられる。平年並みだが、豊作だった前年と比べると14%減となる。収穫量に占める割合は比較的扱いやすい3L、2Lが多くA級品が45%の予想となっている。ただ、市場ではC級、格外品など価格の低いものが求められ、高級品が売れない状況だ。下等級品のメーカー在庫は品薄気味になっている。中国原料は減少している。人件費の高騰と円安で国産との価格差は縮小している。量販店からはチャイナリスクを懸念する声もある。

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