冷凍食品特集:円安で収益圧迫 “いたちごっこ”懸念拭えず

冷凍・チルド 特集 2014.11.28 11104号 08面

 原材料・資材包材高、燃料・電気などエネルギーコスト上昇、国内の人件費上昇、物流・冷凍保管費の値上がり--。円安を主因とする輸入コスト上昇に絡み、これほどの収益圧迫要因が冷凍食品メーカーを取り巻いている。9~10月にかけてはドライバー不足や燃油高を理由に物流費値上げが相次ぎ、価格改定を検討するメーカーの背中を押した。だが円安の底値が見えない中、円下落と値上げを繰り返す“いたちごっこ”に陥る懸念も拭えない。(本宮康博)

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