製油業、環境悪化さらに加速 大手2社、来年価格改定

 製油業の環境悪化が加速している。“砦(とりで)”であったミールバリューの低下・単価下落、さらに金融緩和に伴う急激な円安進行でトータルコストが大きく上昇。25日、製油大手2社(日清オイリオグループ、J-オイルミルズ)は相次いで油脂製品の食用油の価格改定を発表、来年1月5日から安定供給を目的とする値上げを実施する。食用油の値上げは4~6月以来だが、今回は悪化要因がさらに複合化している。  対象となるのは両社とも家庭・業務・加工用で、1kg当たり20円以上

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