消費者委員会、「機能性表示食品」高いハードルで答申 科学的な根拠必要

総合 ニュース 2014.12.15 11112号 01面

 消費者委員会は9日、食品表示基準の制定について答申した。機能性表示食品について消費者庁への届け出が必要だが、特定保健用食品(トクホ)などと異なり、行政によって安全性や機能性のチェックが行われないため、アベノミクスの中の規制緩和の意向に沿った結論だ。だが、トクホ並みの科学的な根拠を必要とし、関与成分の含有量などを表示しなければならないなど高いハードルはそのままだ。答申は運用・監視体制の強化などを求めていて、来年度にはスタートする新制度だが、波乱含みになりそうだ。(伊藤哲朗)

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