中部外食・中食産業特集:消費者を「価値」で納得させる時代へ

外食 特集 2015.05.28 11186号 01面
多種多様な飲食店が軒を連ねるプリンセス大通り(中区・栄)

多種多様な飲食店が軒を連ねるプリンセス大通り(中区・栄)

近年、活性化している名駅3丁目界隈。古民家を生かした飲食店、名古屋めしを名物にした老舗居酒屋、各種バルなどが揃い、使い勝手がいいと評判を呼んでいる

近年、活性化している名駅3丁目界隈。古民家を生かした飲食店、名古屋めしを名物にした老舗居酒屋、各種バルなどが揃い、使い勝手がいいと評判を呼んでいる

 ●外食は一番身近な娯楽 中食、プレーヤーの増加は必至  外食産業の市場規模はピークだった1997年の29兆円に比べ、2013年には23.9兆円(日本フードサービス協会)まで落ち込んでいる。5兆円が約15年で失われたわけだが、人口減はもちろん、食シーンの多様化が要因として大きい。もはや外食同士だけの競争ではないが、近年の外食は、デフレ環境下でコストを極限にまで抑え、価格競争を繰り広げてきたファストフード、居酒屋など大手チェーンが苦戦し、低価格勝負の限界

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