食の進化と包装技術の発展(10)バブル崩壊で「健康と環境」という自分の足元を見直す時代に

2024.02.01 322号 09面

 ◆食品製造と包装の歴史…1990年代からリーマンショック(2008年)まで
 1991年にバブル経済の崩壊を迎えたが、食品業界は内需型であるため、その後も活況が続き、成長のピークは96年ごろであった。社会では、バブル時代の飽食によって生活習慣病(97年~)や生活廃棄物が社会問題化し、O157の集団食中毒事件(90年)が発生したこともあり、「食品安全と環境」を見直す機運になった。包材では「3R:リユース、リデュース、リサイクル」(93年)が叫ばれるよう

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