たいまつ食品の包装米飯事業の前24年3月期は、レトルト米飯、レトルトがゆともに前期売上げを上回った。レトルトがゆは、朝食メニューとしての提案などが奏功した形。一方、今期は夏ごろに顕在化したコメ不足の代替特需もあり、在庫がひっ迫。現在も一部商品を出荷調…続きを読む
味の素は昨春に「鶏がゆ」を発売し、具入り系おかゆの成長を促進した。前3月期のおかゆ事業売上げは前年比20%増と伸長。事業全体が好調だったが、特に「鶏」のほか、既存具入りの「玉子がゆ」「紅鮭がゆ」を伸ばして全体をけん引した。 コロナ禍以降におかゆのお…続きを読む
丸美屋食品工業は、具材入りの無菌「ごはん付き」、レトルト米を使ったカップ容器の「スープdeごはん」「ふんわりたまご〈玉子とさけ雑炊〉」といった雑炊を展開して、今12月期も好業績で推移している。特に即食でき、賞味期間15ヵ月と長い雑炊が前年比2桁成長と…続きを読む
大塚食品が展開するコンニャク生まれの米粒状加工食品「マンナンヒカリ」。同品は、コメと混ぜて炊くだけで、ご飯の見た目や量、おいしさはそのままに糖質やカロリーをカットし、食物繊維も取れるという価値が多くのユーザーに支持されている。同ブランドは、炊飯するタ…続きを読む
幸南食糧は、コメの総合メーカーとしてレトルト製法のパックご飯やおかゆ類に注力し、今秋「金賞健康米のおかゆ」と「お粥DELI」、輸出向け「一膳炊き」シリーズを新発売した。 近畿大学農学部と共同開発した「金賞健康米」は、胚芽周辺の栄養成分を残した「ヘル…続きを読む
業界初のコメ生産者によるパックご飯工場として21年、秋田県の大潟村に本格稼働開始したジャパンパックライス秋田。すでに月産300万食を24時間フル生産となり、来年4月の完成をめどに、隣の男鹿市の廃校舎を活用した新工場を建設している。年間生産量は、大型工…続きを読む
越後製菓の米飯部門は昨年度から引き続き、需要に対して供給が追い付かない状況が続いている。今夏のコメ品薄も拍車を掛けている。そのため、今期も新商品の発売はなく、ライン稼働率向上による供給増を目指していく考え。 なお、商品別では引き続き「日本のごはん」…続きを読む
アイリスオーヤマグループで食品事業を担うアイリスフーズは、生産の国内回帰を進める中で事業強化を進めており、パックご飯は飲料水に並ぶ柱の商品群となっている。食品事業初の西日本生産拠点として7月、佐賀県に鳥栖工場を竣工。パックご飯と炭酸水の生産を開始した…続きを読む
神明グループでパックご飯を展開するウーケは、パックご飯の需要拡大に伴い、フル生産状態が続いている。そこで26年の本格稼働をめどに約60億円を投じて第4期工場を建設中で、完成後は生産能力が現行の1億2000万食から1億6000万食となり、約3割増強され…続きを読む
東洋水産の包装米飯が好調だ。4~7月の売れ行きは数量ベース、金額ベースともに前年を上回っている。無菌包装米飯とレトルト包装米飯とも順調に推移しているためだ。特に無菌米飯は、昨今のコメ不足による需要の高まりに加え、自然災害に伴う備蓄食の一環としてのニー…続きを読む