新たな年が幕を開けました。世界はようやくパンデミックの混乱期を抜けつつありますが、地政学的な緊張の高まりに伴う人々の分断が続いています。先行きに不透明感が残る混迷の時代であっても2024年は、花王にとって特別な年になります。私たちが目指すパーパスであ…続きを読む
わが国の経済は経済界の皆さまのご尽力もあり、100兆円規模に達しつつある国内投資、3.5%を超える賃上げの双方において、実に30年ぶりの高水準を示しているところであり、成長と改革の方向に向かう「潮目の変化」ともいうべき兆しが生じています。 これは、…続きを読む
昨年を振り返りますと、国際情勢の緊張度が一段と高まり、世界経済そのものが減速傾向に入ったと認識しています。米欧の物価推移、金融政策の行方、さらに中国の成長力など、いずれも重要なファクターであり、景況全体、輸出や調達にどのような影響をおよぼすのか注視し…続きを読む
振り返りますと昨年は、私たちが長年待ち望んだ決定がありました。総務省の「日本標準産業分類」が改定され、「食料品スーパーマーケット」の分類が今年から新たに設けられます。紀ノ國屋さんがセルフサービス方式販売を導入してから70年、ようやく「業」として認めら…続きを読む
24年は欧米の金融引き締め、中国経済の不確実性などによる海外経済の下振れリスク、そして各地の紛争などが世界的な経済活動に大きな影響を与える可能性がある中で、国・地域ごとの経済環境を注視して日本経済への影響度をはかる必要があります。また国内においても、…続きを読む
1日に発生した「令和6年能登半島地震」により、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族の方へお悔やみ申し上げます。また、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。今年のえと「甲辰(きのえ・たつ)」は、「春の日差しが、あまねく成長…続きを読む
昨年、当社は「医食同源米によってわが国の国難を解決するためのコンソーシアム」を設立しました。本コンソーシアムの目的は、国難となっている(1)国の財政危機を招いている医療費、介護費などの膨張(2)食糧自給率の低減(3)コメ消費量減少に伴う休耕地の増加お…続きを読む
極洋の井上誠社長は5日、年始の社内訓示で金利上昇による新たな経営リスクなどに言及した上で、3月期末が迫る現中期経営計画や次期中計などについて方針を述べた。 経営環境について、24年は「『金利のある世界』に突入する可能性がある」と語り、低金利政策が続…続きを読む
昨年は、長らく続いた新型コロナの影響が和らいだことに伴い、インバウンドを含む人流が本格的に回復するなど、社会経済活動の正常化が進みました。一方で、原油価格の高止まり、原材料価格の高騰、国内の深刻な労働力不足などを背景とした物価上昇が続き、個人消費など…続きを読む
先の見えないロシアのウクライナ侵攻と、昨年はイスラエルとハマスのパレスチナ紛争が加わり、国際情勢は一段と不透明感を増してきました。米中両大国の対立構造の中、極東の日本も当然無関係ではいられず、エネルギー、半導体、食料等あらゆる面で経済安全保障の重要性…続きを読む