コメ販売に新機軸 サカグチ、「ゆうこ舞」ブランド商品化
【福岡】福岡県の大手米穀小売業者、(株)サカグチ(本社=北九州市、093・691・0700)は、タレントの古手川祐子を起用したパッケージのコメ、「ゆうこ舞」=写真=を今年から本格的に販売している。今年11月から施行される新食糧法に向けて、コメのブランド化を目指して商品化した。
同業界でタレント名を商品名に冠して全面的にブランド商品として売り出すのは初めてで、今までの産地銘柄だけに頼っていた米穀業界にメーカーブランドの新しいタイプの商品として全国へ発売していく。これにより消費者の目を引く、コメの販売が図られ、米売り場としての店頭活性化も実現されよう。
また、パッケージのイメージ商品としてだけでなく、内容的にも産地を限定、県名・町名まで加えるとともに産地評価でAランク以上の商品のみをパックした。
現在、既存米穀店はもとより、量販店、コンビニエンスストアなどの小売業、贈答品としても人気を高めている。
価格も「富山コシヒカリ」五キログラムが小売二八八〇円、「福岡夢つくし」五キログラムが小売二六八〇円と標準的な価格設定とした。
同社は、東北を除く北海道から沖縄まで日本全国の米穀卸および大手米穀小売業と提携し、全国的な販売網を持っている。