自由時間術:竹炭で元気UP!
日本では古来、蔵の床に炭を埋めたり敷き詰めたり、壁に炭の粉を塗り込んだりして、健康に暮らすための工夫がなされてきた。そんな生活の知恵が、いままた見直されている。ストレスを解消させ心を落ち着ける強力なマイナスイオンを産むという“竹炭”パワーを生かし、快適な空間づくりにトライしてみよう!
竹炭を使った空間浄化について教えてくれたのは、京都産の良質な竹炭を扱う「トータルヘルスデザイン」の若槻さん。「やり方は簡単。カゴなどの中に適当な長さの竹炭を五本程度入れて、部屋の気の流れの停滞していそうなところに置いておくだけです。一般的には最も気の流れが滞るのは部屋の四隅。しかし、無理をしてまで四隅に配置するには及びません。たとえ一つか二つ置いただけでも、気の流れはガラリと変わります。あとは玄関とか、“気になるところ”に置けばいい」。
竹炭には、マイナスイオンを増やす力があるという。「大気中にはプラスイオンとマイナスイオンが同じ比率で存在しているのが正常な状態ですが、現在の生活環境は、プラスイオンを発生する電気製品や合成製品があふれ、全体のバランスが崩れやすくなっています。竹炭を置くとマイナスイオンが発生し、室内の空気が浄化され、気分が落ち着きます」。
また竹炭を電気製品の周囲に置くと、問題になっている有害電磁波を吸収する。その他にも調湿・脱臭・遠赤外線の作用などもある。
竹炭を顕微鏡でのぞくと、細かい穴が無数にあいており、その表面積は十グラム当たり約七〇〇平方メートルにもなる(木炭は約三五〇平方メートル)。この無数の穴が空気中の電子エネルギーを蓄え、放出し空間を活性化させる。「竹炭は木炭に比べ作るのに手間がかかるが、火力は木炭の一・五倍で火持ちもよく燃料としても優れています。
竹炭の使用期間は空間の活性に使用する場合で約一年、水処理や炊飯に使用の場合は三カ月が交換の目安。時々天日乾燥させれば効力が戻り長持ちします。使用済みの古い竹炭は砕いて花壇に撒くなどして使えます」。
「いまや都会では大地がアスファルトに覆われ、大地の気が枯れた状態、気枯れ地(ケガレチ)になっています。竹炭は手軽に室内を弥盛地(イヤシロチ)へと向上させる必須風水アイテムなのです」。若槻さんの店には“ゼロ磁場スペース”という体験スペースがある。言葉を失うほど心地よい癒しの場に、あなたもその身をひたしてみては…。
▽トータルヘルスデザイン東京営業所=東京都港区芝三‐四‐一一 芝シティビル七階、03・5444・3241