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72候を楽しむ漢方スローライフ

紅花栄う(98)

抜けるような青空を見上げて(小満次候 5月26~30日頃)

2018.05.01 274号 08面    印刷用 印刷用

 紅花の花が咲く頃。太陽の光をたっぷり浴びて、あらゆる命がすくすくと成長する季節です。爽やかな晴天に恵まれるこの時期は、絶好のお出かけシーズン。新緑の公園で散歩をしたり、浜辺で潮干狩りを楽しんだり、晴れた日にはぜひ外に出かけて初夏の青空を満喫したいですね。

体質改善でダイエット

 この時期は、夏に備えて体型をスッキリさせたい人も多いのでは?
 そこで取り入れたいのが、漢方流のダイエット。漢方では、太る人は体内に不調があり“太りやすい体質”になっていると考えます。この不調を改善し、身体を健やかに整えることで体重を落としていくため、健康的にダイエットできるのです。
 太る要因に多く見られるのは「胃腸」の不調です。胃腸の働きが低下すると、水分代謝が落ちて体内に余分な水分や汚れが溜まりがち。これが“水太り”と言われるような皮下脂肪の多いぽっちゃり体型を招いてしまうのです。
 胃腸の働きや基礎代謝と深く関わる「腎」の不調にも要注意。加齢などで腎の機能が衰えると、代謝が落ちて太りやすくなることもあります。

胃腸を整えて代謝アップ

 養生の基本は、胃腸を元気にして水分代謝を上げること。暴飲暴食、脂っこい食事、甘いもの、冷たいものの取り過ぎなどは、胃腸の負担になるので注意しましょう。
 胃腸を整えることは、体内の「陽気(エネルギー)」を養い、腎を元気にして基礎代謝を上げることにもつながります。とりわけ湿気の多い梅雨から夏は胃腸不調を起こしやすいので、積極的なケアを心がけましょう。
 食材は、利水通便作用のある豆乳・春雨、胃腸を養うそら豆・きのこ類、腎を養うえび・にらなどがおすすめです。

24節気72候は、古代中国で始まった暦が日本でも取り入れられ、風土気候に合わせ明治まで使われていました。日々の中に少しずつ感じられる季節の移ろいを、楽しみましょう。


えびとそら豆のお豆腐
エネルギー82kcal たんぱく質8.2g 塩分0.5g(1人分)

作り方

(1)そら豆は塩ゆでして皮をむき、Aの材料と合わせてフードプロセッサーにかける。

(2)えびは皮をむき、塩・酒(分量外)を振ってしばらくおき、さっとゆでる。

(3)黄にらとレモンの皮はさっとゆでる。

(4)器に(1)のそら豆汁を流し、えび、黄にら、レモンの皮を加え、電子レンジ(600W)で1分程度加熱する。分量外のそら豆をトッピングし、冷蔵庫で冷やし固める。

レシピ=高橋邦子(東京栄養士薬膳研究会)

利水通便作用のある豆乳、胃腸を養うそら豆、腎を養うえび・にらを使って。

材料   2人分

  • ・そら豆………………………………………60g
  • A・豆乳…………………………………………80ml
  • A・水……………………………………………40ml
  • A・メイヤーレモン汁………………………小さじ2
  • A・塩……………………………………………0.8g
  • ・えび……………………………………………40g
  • ・黄にら…………………………………………20g
  • ・メイヤーレモンの皮…………………………2g
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