全国ビスケット協会、ビスケットまつり抽選会実施 当選者決まる

菓子 キャンペーン 2019.03.15 11849号 06面

 全国ビスケット協会は7日、東京都港区の同協会会議室で「第39回ビスケットまつり」キャンペーン・オープン懸賞抽選会=写真=を実施し、「エアーズロック&シドニーの旅」14組28人と「ビスケットセット」2280人の当選者を決めた。今回の応募総数は27万0193通となった。

 伊藤雄夫会長はキャンペーンについて、現在の海外旅行の招待とビスケットセットを景品としたのは1997年からとなるとした上で、その目的を「ビスケットの普及や啓発の一環として実施している。そのため、旅行先で参加者が菓子に接する機会を設け、ビスケットの関係が深い海外体験を提供している」と述べた。

 ビスケット業界の現状について「18年の生産数量は、前年実績を超え増加基調に転じた」と分析した。一方、日EUEPAやTPPなどで、輸入ビスケットの関税が段階的に引き下げられることに懸念を示した。「ビスケットのおいしさ、健康と安全を第一に、食の楽しさや生活の潤いを提供できる製品の開発・製造販売に努力する」と抱負を語った。

 同キャンペーンは、全国ビスケット協会が1980年に「ビスケットの日」を制定したことを機に、2月28日が「ビスケットの日」であることを広く知ってもらうとともに、誰からも愛されるビスケットの栄養面での豊富さ、バランスの良さやおいしさ、楽しさを再認識してもらうことで、ビスケットの需要喚起を図る目的で毎年実施している。

 応募総数は27万0193通で前年比16.2%減、応募内訳は、はがきが9万7413通で同8.7%減、応募チラシは8万1424通で同20.8%減、インターネットは9万1356通で同19.1%減となった。抽選は伊藤雄夫会長、来賓の小長谷清高農林水産省食料産業局食品製造卸売課菓子係長をはじめ、協会マーケティング委員や業界紙記者などが行った。抽選結果は「エアーズロック&シドニーの旅」は直接当選者に連絡し、「ビスケットセット」は商品の発送をもってかえる。

 (青柳英明)

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