リボン食品、パイで愛伝える 創業111年記念TVCM放映

 【関西】リボン食品は創業111周年の記念事業の一環としてコーポレートCM=写真=のTV放映を始めた。社内オーディションで集った社員やその家族ら17人が、同社主力商品のパイで「愛を伝え、相手を思いやり、つながっていく」ことを伝えている。同社がコーポレートCMを行うのは今回が初めて。

 創業以来、製菓・製パンの原料を提供してきた同社。111周年を記念して今年は最上級油脂「ネオラティエクセレント111」などの記念商品を発売して対外的なプロモーションを行うほか、新本社や焼成品専用工場の竣工、「ファットウィッチベーカリー」の国内2号店の開店と意欲的な事業展開とともに設備投資も積極的に進めてきた。

 今回のコーポレートCMは、業務用メーカーとして冷凍シートから焼成タイプまで幅広くパイを提供し、国内のパイ市場を築いてきた存在を広く世間にアピールするもの。今年の経営方針「前に出る」の実現とともに、食品業界で黒子として存在した役割から一歩前に出て、「パイのリボン食品」としての認知度アップを図っていく。

 CMは15秒と30秒の2パターンで、いとおしいわが子の成長を願いながらアップルパイを作る母親、思い出話に花を咲かせながら楽しそうにパイを食べる夫婦、どのパイにしようか店頭で迷う子どもたち、雪の中を帰宅後、妻にパイを渡し感謝を伝える夫など、さまざまな年代の男女が「パイを通して愛を伝え、相手を思いやり、つながっていく」というハートフルな内容になっている。

 13日から毎日放送のスポット枠で全53回を3ヵ月間にわたって放送し、3、4月には「MBS動画イズム」「TVer」で見逃し配信も予定する。

 (深瀬雅代)

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