海を渡った日本食・最前線からの報告(74)みずほの村市場バンコク店<下>

総合 連載 2016.02.12 11312号 03面
2代目店長の井口友見さん(右)と店舗スタッフ=バンコク・スクンビット39で小堀晋一が15年12月28日写す

2代目店長の井口友見さん(右)と店舗スタッフ=バンコク・スクンビット39で小堀晋一が15年12月28日写す

 茨城県などの農業生産者らで作る「みずほの村市場」バンコク店の現店長、井口友見さんは和歌山県の出身。日本の大学院で日本語教育学を修めた後、2002年にタイに日本語教師として赴任。大学や日本語学校、大手企業などでタイ人らに日本語を教えた経験を持つ。暖かい気候に人懐っこい現地の人々。南国での暮らしにも慣れてきたころ、実家の両親が相次いで体調を崩したことがあった。  井口さんの実家は伝統的な梅干し農家。梅干しの生産量日本一の同県みなべ町にあり、「南高梅」で知

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