味の素AGF、“元気な東北”さらに強化 「ブレンディ」器の絆 未来へつなぐ応援キャンペーン実施

飲料 キャンペーン 2019.03.15 11849号 02面
コシノジュンコさんや4窯の窯元が参加し、今年も絵付け体験や工場見学会が行われた

コシノジュンコさんや4窯の窯元が参加し、今年も絵付け体験や工場見学会が行われた

 【東北】味の素AGFは、東日本大震災で被災した東北3県(青森、宮城、福島)の窯元の復興を応援する「『ブレンディ』器の絆プロジェクト」を2012年3月に立ち上げ、今年8年目になる。今年も“未来へつなごう! 「ブレンディ」東北 器の絆ご当地応援キャンペーン”を実施、元気な東北をテーマに取組みを強化する。(三沢篤)

 キャンペーン期間は3月1日から4月26日まで。東北6県に住む人を対象に、東北6県への温泉旅行と東北の器、AGF商品の詰め合わせが当たるご当地キャンペーンを実施する。東北の器は、青森県南部名久井焼見學院窯、宮城県堤焼乾馬窯、同末家焼ひろ窯、福島県会津本郷焼宗像窯のカップ&ソーサー2客セット。

 器の絆プロジェクトはこの7年間、窯修復と、その窯で制作された東北の器の魅力を全国に発信する取組みを続けてきた。12年は福島県双葉郡の大堀相馬焼など4窯元、宮城県の堤焼乾馬窯など3窯元、計7窯元の器をプレゼント。13年は作業場が崩壊した宮城県の末家焼ひろ窯の窯を修復し、先に修復支援した窯元と併せ、東北4窯元の器とブレンディをセットでプレゼント。また「器の絆くつろぎのお茶会」を仙台市で開催。

 14年は器とブレンディのセットプレゼントに加えて、親子陶芸教室、東北器の絆ギャラリーなどを開催。15年は、「旅して応援!東北陶芸教室ツアー」を4窯元で実施、参加者は、震災語り部の会から被災地の話を聞いた。

 16年からは、自身も東北支援を行う世界的デザイナーのコシノジュンコさんをプロジェクトパートナーに迎え、4窯元が制作したコシノさんデザインのマグカップに絵付けを行う「親子で絵付け体験」を青森・宮城・福島に加え、熊本・大分でも実施。参加者は、その場で絵を焼き付けた世界に一つだけの器でお茶会を楽しんだ。

 昨年からは、東北と全国をつなぐ絆の活動として、会場をAGFの生産工場に移し、小学生親子を対象に器の絵付け体験&コーヒー工場見学を実施している。今年度は群馬県の工場で3月10日に開催予定。参加者からは「親子で貴重な体験ができた」「いろいろなことを通じて東北支援になればいいな」など、理解が深まっている。

 味の素AGF東北支社の半場裕司支社長は「8年目となる今年も例年以上に積極的に売場連動を推進していきたい。それにより、この活動をより多くの方々に知っていただくとともに、1杯のコーヒーとそれを楽しむ器を通じて、おいしさとくつろぎをお届けしたい。また、この取組みにより、少しでも東北エリアの「ココロ」の健康(三つの“R”=Rest〈休息〉、Relaxation〈やすらぎ〉、Refreshment〈気分一新〉)に貢献できればと考えている」と熱く語った。

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