天草の高値続く 温暖化で水揚げ減

水産加工 ニュース 2017.09.06 11585号 01面

 ところてんや寒天の原料である、天草の相場が高騰を続けている。温暖化による水揚げ減少が主な要因で、14年から上がり続ける相場は今年に入ってからも収まる気配はない。約10年前の「寒天ブーム」以来、健康に良い食品と認知され需要が拡大。今年も6月に角寒天がTV放映された影響から、スーパーの寒天類は品薄状態となっている。国産天草が減産する中、本来は寒天原料の輸入天草がところてんにも使用されるようになり、国産・輸入とも大幅に値上がりしている。天草は養殖ができず自然に頼るところが多く、生

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