家庭用食用油 市場成長が過渡期に 情緒価値で生食追い風

 家庭用食用油の市場成長が、過渡期を迎えている。本来の加熱媒体としての用途に加え、“そのままかける(あえる)”などの「生食」消費が加速的に拡大、全体規模を大きく押し上げている。同傾向は15年からの健康的価値への見直しを契機とするものだが、18年は「楽しさ」や「おいしさ」などの情緒的価値が徐々に浸透、追い風として注目される。潜在需要は500億円に届くといわれていた生食需要だが、これを上回る可能性も出てきた。=関連記事5面(村岡直樹)

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