サッポロビール、パン飲み需要喚起でサンドイッチ開発

酒類 ニュース 2019.04.22 11867号 01面

サッポロビールは、高級仏産ワインと好相性のサンドイッチを開発・発売した。2月発効の日本と欧州連合とのEPA(経済連携協定)を踏まえ、欧州産ワインの販売を加速させる考え。細部までこだわり開発したパンと合わせて提案することで、女性を中心に休日の「パン飲み」需要を掘り起こす狙い。

2月から欧州産の関税が撤廃されたことで、小売店頭で欧州産の露出が増えた。同社はEPAに関わる販促に、「ラ・キュベ・ミティーク」を最重点ブランドに位置付ける。家庭用を中心に提案を進めており、2月以降の販売は前年比約20%増と好調だ。1本1650円を想定する高級ワインであることから休日に絞った販促で需要を取り込む方針。

このほど、レアールパスコベーカリーズと共同で、このワインに合うサンドイッチ「サラミ・エ・カマンベール」(写真、税抜き739円)を開発。同社が運営する全国のPAUL26店舗で1日から売り出している。40~50代女性をターゲットに据える。ラ・キュベ・ミティークは店舗販売しないが、景品付き首掛け商品を23日に数量限定で発売し、需要喚起を図る。

サラミ・エ・カマンベールは、ワインの赤・白両方と合うのが特徴だ。パン表面にチーズをたっぷりとまぶして焼いたバゲットにカマンベールチーズと生サラミをサンドし、食べ飽きない味わいとなっている。(岡朋弘)

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