食品業界、4年ぶり値上げラッシュ 適正なコスト転嫁を

総合 ニュース 2019.03.04 11843号 01面

 食品業界が4年ぶりの値上げラッシュに突入している。本紙調べでは昨年以降、約25業種が今春からの価格改定を表明し、今後も4~6月にかけて清涼飲料や即席麺などの大型カテゴリーを含む値上げの動きが一段と加速。前回15年時は原料高騰が値上げの主な要因だったが、今回多くの業種に共通するのが物流費や人件費の上昇だ。10月には消費増税の実施も予定されることから、この機を逃せば価格改定の難易度は増す。未曽有の人手不足を適正なコスト転嫁で乗り切り、経営の安定化へ寄与することが期待される。(篠

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