全国ビスケット協会、ビスケットまつり懸賞抽選会開く 応募総数5%増

菓子 キャンペーン 2018.03.16 11675号 05面
左から神保肇マーケティング委員長、伊藤雄夫会長、藤田将史農水省係長

左から神保肇マーケティング委員長、伊藤雄夫会長、藤田将史農水省係長

 全国ビスケット協会は8日、東京都港区の同会会議室で「第38回ビスケットまつり」キャンペーン・オープン懸賞抽選会を開催し、懸賞のハワイ6日間の旅14組28人とビスケットセット2280人の当選者を決定した。応募総数は、32万2584通で前年比5.19%増となった。

 伊藤雄夫会長は「このキャンペーンは、ビスケットの普及や啓発の一環として実施している。そのため、旅行先の国は、ビスケットに関係の深い国を提案し、参加者がお菓子に接するプログラムを組み込んでいる」と述べた。

 また、ビスケット業界の現状について「輸入は伸びているが、国内生産はわずかに減少している」と分析した。これを踏まえた上で「同キャンペーンなどを通じて、ビスケットのおいしさ、健康と安全を第一に、食の楽しさや生活の潤いを提供できる製品の開発・製造に努力する」と抱負を語った。

 同キャンペーンは、全国ビスケット協会が1980年に「ビスケットの日」を制定したことを機に始まった。認知を促進し、ビスケットを日常生活の一部に取り入れて楽しんでもらうという、需要促進を図る目的で毎年実施している。

 今回の応募数変動の理由の一つとして、新聞広告を中心に、適切な時期に広告を記載することで、チラシ応募数の増加につながったと考えられる。

 抽選は、伊藤会長、来賓の藤田将史農林水産省食料産業局食品製造課菓子係長をはじめ、協会マーケティング委員長や業界記者などが行った。抽選結果の「ハワイ6日間の旅」は、直接当選者に連絡し、「ビスケットセット」は商品の発送をもって発表にかえる。

 (丹治由実)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介