長岡市内酒蔵4社、初の同時蔵開き 共創で日本酒の裾野広げる

長岡市の4社同日蔵開きは初開催(写真は吉乃川)

長岡市の4社同日蔵開きは初開催(写真は吉乃川)

各蔵で振る舞い酒や利き酒、蔵見学会などが行われた(写真は朝日酒造)

各蔵で振る舞い酒や利き酒、蔵見学会などが行われた(写真は朝日酒造)

【新潟】新潟県長岡市内四つの酒蔵は20日、初めて同時に蔵開きを開催した。各蔵で振る舞い酒や利き酒、蔵見学会を実施。酒蔵間をつなぐ無料シャトルバスを運行するなど、共創して日本酒の裾野を広げた。今後は、首都圏から多くの来場者を呼び込む考えだ。

長岡市には16の酒蔵があるが、1回目の今年は朝日酒造、お福酒造、長谷川酒造、吉乃川が「越後長岡蔵開き」を開催。産地イメージの一体感を生み出し、地域外からの誘客が目的。来場目標は約5000人。長岡市「越後長岡」観光振興委員会と連携を図っており、今後は長岡酒造協議会内へ広げることも視野に入れる。

これまで吉乃川は毎年蔵開きを実施し、越のむらさきなど味噌・醤油蔵とともに醸造の町摂田屋全体で盛り上げてきた。今年が初めてとなるお福酒造は数年前から同時に蔵開きをする話があり今回実現。朝日酒造は昨年初めて蔵開きイベント「蔵フェス」を独自に開催し、今回合同での取組みに参加した。

吉乃川の峰政祐己社長は、日本酒の消費が伸びていない中で「市場の奪い合いは業界にとってメリットがない」と語る。ライバルの垣根を越え地域で蔵開きを盛り上げることで、日本酒ファンの獲得を目指す。同時に「感動体験は人が来る。酒蔵を入口に、日常生活に日本酒を取り入れてもらいたい」と強調。今後も10月には敷地内にある国登録有形文化財の「常倉」を改装して観光施設にするなど、首都圏からの誘客にも力を注ぐ意向だ。(山本大介)

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