全国ビスケット協会、キャンペーン懸賞抽選会開く 需要喚起高まり期待

菓子 キャンペーン 2017.03.15 11498号 08面
左から松島邦保会長、藤田将史食品製造卸売課菓子係長、神保肇マーケティング委員長

左から松島邦保会長、藤田将史食品製造卸売課菓子係長、神保肇マーケティング委員長

 全国ビスケット協会は9日、東京都港区の同協会会議室で「第37回ビスケットまつり」キャンペーン・オープン懸賞抽選会を実施し、「オーストリア&南ドイツ6日間の旅」14組28人と「ビスケットセット」2280人の当選者を決めた。今回の応募総数は30万6662通で前年比6.8%増となった。

 松島邦保会長はキャンペーンについて、「安全性や人気のある観光地であることから、マーケティング委員会を中心にオーストリア&南ドイツを旅行先に選定した。今回のキャンペーンが、ビスケットの需要喚起の高まりにつなげれば」とした上で、キャンペーンのオープン懸賞を継続する意向を示した。また、マーケティング委員会と両輪と位置付ける技術委員会について、研修や勉強会を開催していると説明した上で、二つの委員会を柱に、ビスケット業界の発展とビスケット普及啓発に努力すると述べた。

 同キャンペーンは、全国ビスケット協会が1980年に「ビスケットの日」を制定したことを機に、2月28日が「ビスケットの日」であることを広く知ってもらうとともに、誰からも愛されるビスケットの栄養面での豊富さ、バランスの良さやおいしさ、楽しさを再認識してもらうことで、ビスケットの需要喚起を図る目的で毎年実施している。

 応募総数は30万6662通で前年比6.8%増、応募内訳は、はがきが11万4207通で同16.9%増、応募チラシは7万8018通で同19.8%減、インターネットは11万4437通で同24.3%増となった。島田純専務理事は、応募数増加の要因を、広告宣伝が奏功したことに加え、オーストリア&南ドイツが世界遺産の宝庫であることがアピールできたと説明した。

 抽選は松島会長、来賓の藤田将史農林水産省食料産業局食品製造卸売課菓子係長をはじめ、協会マーケティング委員や業界紙記者などが行った。抽選結果は、「オーストリア&南ドイツ6日間の旅」は直接当選者に連絡し、「ビスケットセット」は商品の発送をもってかえる。

 (青柳英明)

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