菓子、需要期入り 脱デフレ優等生、新局面か
健康と高付加価値訴求は継続強化
菓子業界が需要期に入った。天候不順が続くが、気温が東日本を中心に例年を下回り、気温が高いと需要が落ち込む菓子にとって悪くはない商戦入りとなった。一方、景気は回復基調にあるものの実質賃金が低迷を続けており、小売業では「値下げ」が進む中、付加価値化戦略で単価アップに成功し、一部報道で「脱デフレ」の優等生と評された菓子も新たな局面に入るとの指摘もある。 17年秋季の各社戦略は、16年に「健康」「高付加価値」施策が奏功し、各社とも好業績で前期を終えたことか