胃心伝真=白米とかっけ

総合 コラム 2018.09.21 11766号 01面

 「白米を食べだしてかっけが始まったと知ってびっくりした」。農林水産省が「消費者の部屋」で開催した明治150年特別展示「明治から学ぶ持続可能な食料政策~日本を強くした“栄養改善”と“食品産業”~」を宮崎県から見学に来た中学生の感想だ▼カレーをかっけの予防として海軍の食事に取り入れた東京慈恵会医科大学の創設者、高木兼寛はかっけの撲滅に尽力し、“ビタミンの父”とも呼ばれる宮崎県出身の明治の先覚者である▼「病気を診ずして病人を診よ」「お金のない人にも丁寧な医療でたくさんの人を救った

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら