上野砂糖、黒糖梅シロップ訴求 試飲キャンペーン展開

菓子 キャンペーン 2018.06.15 11715号 07面
マルイ大福店でのクロスMD

マルイ大福店でのクロスMD

 【関西】上野砂糖は青梅の出荷に合わせ、黒糖関連商品を使用した黒糖梅シロップや黒糖梅酒作りのクロスMDを全国で提案。マネキン(キャンペーンスタッフ)が試飲、試食を交えて来店客へ直接焚(たき)黒糖などをアピールするキャンペーンを6月に展開した。

 同キャンペーンは近畿地区の阪急オアシス、イトーヨーカ堂を中心に、天満屋(岡山県)、マルイ(山陰)、イオン(関東)などで展開。

 小売現場では、同社主力の「焚黒糖」シリーズやアルコールを使用しない黒糖梅シロップを並べ、POPやパネルレシピで分かりやすく展示。焚黒糖梅シロップの試飲や焚黒糖掛けヨーグルト、焚黒糖成形の試食を交えて家庭で手軽に作れる「焚黒糖梅シロップ」や「焚黒糖梅酒」「黒糖レシピ」などをアピールした。

 マネキンスタッフは「黒糖梅シロップの材料は、青梅と氷砂糖と焚黒糖のみで、手軽に作れる」「梅酒の場合は、黒糖梅シロップと同じ要領で最後にホワイトリカーを入れれば完成」「冷水や炭酸水のほかにも、かき氷に掛けてもおいしく食べられる」など声をかけていた。買い物客は興味深そうにその説明を聞き、次々に商品を購入した。

 同社によれば、「クロスMD実施店舗は順調に増加している。また焚黒糖の固形300gタイプを消費者の声を重視し、1粒約4gの食べやすい大きさの成形300gに切り替えた結果、4月は前年比30%増と予想以上の売上げになった。梅酒や梅シロップづくりが本格化する5、6月は暑さ対策としてさらに伸びると期待している」とした。

 (服部泰平)

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