首都圏市販冷食連絡協議会、キャンペーン抽選会実施 目標応募数をクリア

市冷協のキャンペーン抽選会

市冷協のキャンペーン抽選会

 市販冷凍食品の主要卸・メーカーで組織する首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協)は21日、5~6月末にかけて関東圏で実施した「おいしさ新発見!冷凍食品キャンペーン」の賞品当選者を決める抽選会を開催した。毎年の恒例イベントで、今年の応募者数は目標とした3万通を大幅に超える4万4383通となった。

 山根隆幸会長(三菱食品・低温事業本部戦略オフィス参与)は抽選会冒頭、「目標とした応募総数3万通以上をクリアすることができた。応募条件を緩和して1商品の購買から可能とし、当選者本数も前年比70本増やすなどの工夫が実った」と分析した。

 同氏は関東エリアの市販冷食の市場動向に触れ、「6月のSM販売実績は3%増と順調だが、GMSは依然として苦戦している。全国トータルでは1%強の増加で、米飯類と食卓惣菜の好調が全体をけん引している。一方、市場を支えてきた弁当品は苦戦が続いている」と概観。「傾向として、加熱後すぐに食べるジャンルが伸びている。冷食の再現性とおいしさが伝わりやすい商品が消費者に評価されている。今秋は新商品165品が加わった。市場拡大に取り組む」と力を込めた。

 今後、当選者を招いて実施する冷食工場見学会(9月、イートアンド関東工場)が、市冷協が取り組む今年度普及事業の最後となる。

 (本宮康博)

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