企業訪問:黒瀬水産 養殖の高度化進める

山瀬茂継社長

山瀬茂継社長

(上左)頴娃種苗センターで稚魚まで大事に育てる(上右)しっかりした食感と強い 甘みが特徴の「白姫エビ」(下)水揚げした船上で活じめし鮮度を保つ

(上左)頴娃種苗センターで稚魚まで大事に育てる(上右)しっかりした食感と強い 甘みが特徴の「白姫エビ」(下)水揚げした船上で活じめし鮮度を保つ

 日本水産(ニッスイ)は近年、水産事業の強化策として養殖事業の高度化投資を活発化している。グループ養殖会社を通じて、完全養殖マグロの生産、独自技術を投入したギンザケ養殖、マダコの完全養殖成功、カンパチ養殖事業への参入など国内で次々と新領域を開拓中だ。全世界の養殖生産量は、天然漁獲量と半数ずつを占めるまでに成長。ニッスイの大木伸介社長は「独自の技術を駆使した付加価値の高い養殖で、(天然を含む)相場と関係のないところで動く事業収益を目指す。他社よりおいしさで差別化したものをつくる

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