胃心伝真=3%賃上げ

総合 コラム 2017.11.03 11613号 01面

 世界経済が緩やかに拡大する中、日本も戦後2番目に長い景気拡張期が続いている。だが企業収益の伸びに比べて賃金の上昇は鈍く、個人消費は伸びが弱い▼先進国の中央銀行が金融引き締めに動く中、日本の低金利も際立つ。足元でジワリと円安が進み、食品業界としては不気味な状況だ。年末から120円を超えて進めば来年以降、一斉値上げの再来もあり得る。景気下押し圧力となる19年10月の消費税率10%への引き上げ前に、景気回復の持続性を確かなものにしておく必要がある。そのためには、個人消費を押し上げ

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら