胃心伝真=ダボスの光と影

総合 コラム 2018.02.07 11658号 01面

 世界の政治家や大企業経営者らエリートが参加する世界経済フォーラム(通称=ダボス会議)が、今年も1月下旬に開かれた▼この会議では毎年のように「経済格差」をグローバルリスクとして挙げるが、行き過ぎたグローバル化こそが格差を一層拡大し、それが世界中でこれまでにない排外主義と分断された社会を生み出している▼昨年は中国の習近平国家主席が基調講演を行ったが、今回は劉鶴中央財経指導グループ弁公室主任がスピーチした。政治局委員で経済畑専門のエリートだ。同氏は昨年の習国家主席と同様、世界のエ

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら