胃心伝真=しがみつく国

総合 コラム 2018.07.09 11727号 01面

 3日に閣議決定された「第5次エネルギー基本計画」だが、原発や石炭火力にしがみつく政府の姿勢に暗たんとなった。その非民主的な決定プロセスにも疑問がある。市民に向けた公聴会は開かれず、パブリック・コメントも「集めた」だけで、締め切りから2週間あまりで閣議決定してしまった▼再生可能エネルギーの「主力電源化」を目指す方針は示した。だが具体策に乏しく、原発や石炭火力をベースロード電源とする「第4次計画」はそのまま踏襲した。さらに原発を「運転コストが廉価」「安定供給に優れている」などと

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら