水産練り製品特集：秋商戦、猛暑で出遅れ 価値向上策が急務
猛暑による遅れも、盛り返しに期待がかかる
水産練り製品の18年秋冬商戦は、全国的な猛暑に見舞われた影響で主戦場である量販店の出足は鈍く、おでんのスタートは例年より1ヵ月程度遅れた。またすり身原料の高騰から主要各メーカーが8月下旬から包括的な値上げに踏み切ったが、単価アップよりも買上点数の増加を重視する小売側の戦略もあり、浸透には苦戦を強いられている。 さらに西日本豪雨、台風21号、北海道胆振東部地震など相次ぐ災害により物流インフラや日配チルド売場で混乱が生じ、生産現場でも対応に追われた。特
