増田和俊九州支店長

柴田祐司社長（中央）らも積極的にトマトを配布

　●旬のおいしさ届ける

　【九州】カゴメ九州支店、イオン九州では13日、熊本市内のイオンモール熊本内のイオン熊本店でトマトジュース用トマト「凛々子」（りりこ）の生トマトサンプリングを行った。

　イオン九州からは柴田祐司社長、カゴメからは小篠亮常務、増田和俊九州支店長が参加し、生トマト2個入り、200セットが来店者に無料配布された。

　同社では生トマト収穫時における旬のおいしさを多くの人に味わってもらいたいと九州でも数年前から実施しており、今回も福岡、熊本、大分などの北部九州地区において量販店全10ヵ所で開催される予定で、この熊本が最初のトップスタートを切った。

　会場ではトマトジュースの試飲のほかに、トマトすくい、トマト綿菓子なども振る舞われ、子どもから大人までトマトに関わる催しを楽しんだ。

　増田和俊九州支店長は「熊本では激甚災害となった熊本地震が発生し、いまだ数多くの熊本市民、大型店などが苦慮している。これらの催しで、少しでも熊本が元気になってくれればいい」と述べた。

　「凛々子」品種はカゴメが開発したトマトジュース用の加工用トマトで、同社研究開発本部の約7500種類のトマトの種子から自然交配によって生み出したもの。ジュースに適合した品種となっている。

　「凛々子」の特徴は加熱調理に向き、完熟時にはリコピン含有率が約3倍程度含まれている。果皮は輸送や加工するため、実が割れにくいように厚く硬くなっている。

　（堀江勝）