わが人生航路:日本水産・垣添直也前社長<下> 「そんなことって…」の連続
米国最大のすり身工船であるアラスカ・オーシャン号
●グローバル・リンクス誕生秘話 2001年12月、筆者はアラスカ・オーシャン・シーフード社のオーナー、ジェフ・ヘンドリックスと日本のパートナー企業の社長の訪問を受けた。アラスカ・オーシャン・シーフード社の持ち船アラスカ・オーシャン号は加工漁船のセクターに所属し、日本の資金と技術援助で完成した米国最大のすり身工船で、そのレプリカとすり身の製法の説明がワシントンDCのスミソニアン博物館に誇らしげに展示されている、米国水産業発展史のモニュメントである。