わが人生航路:宝ホールディングス・大宮久会長<中> バイオ事業に活路

酒類 インタビュー 2017.01.18 11470号 02面
遺伝子工学研究用試薬でバイオ事業に針路をとる

遺伝子工学研究用試薬でバイオ事業に針路をとる

 ●分社化で相互依存を絶つ  研究開発活動の中で一定の成果を挙げたのが、菌類の研究から生まれたブナシメジの大量栽培法の確立で、1970年にブナシメジの大量栽培に成功した。一方、発酵技術を生かした抗生物質などの生理活性物質の探索では、いくつかの企業と提携し受託生産を行ったが、提携先に主導権を握られ思うような事業展開ができなかった。  当時、焼酎の同業他社が発酵生産物である抗生物質で業績を挙げていたので、当社でも発酵による新しい抗生

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