主要百貨店15年度決算 大都市・地方格差が拡大 中間層の消費低調響く

小売 決算 2016.05.25 11357号 04面

 主要百貨店の15年度単体決算は、基幹店好調、地方店低迷がより鮮明になった。中間層の消費意欲減退で衣料品が不振だったが、基幹店は富裕層、訪日外国人の旺盛な購買に助けられた。16年度は地方店の活性化、集客力向上、衣料品強化が課題だ。  三越伊勢丹、大丸松坂屋、阪急阪神、松屋は増収増益を維持、高島屋は宣伝費増加と差益率低下、そごう・西武は1店閉鎖が影響し減益になった。各社の基幹店売上げは富裕層の高額品購入、訪日外国人の免税売上げが上乗せになり好調だったが、

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