胃心伝真=税別、当たり前

総合 コラム 2018.12.07 11805号 01面

 納税者である最終消費者の利便性を盾にとって、税額を見せなくし、商品購入時の“痛税感”をなくすようにした財務省の姑息(こそく)な手段--。これが消費税総額表示の本質だ▼消費税の課税対象は、最終消費者の消費行為。納税額は購入商品の価格に税率を掛け合わせて算出される。売買が成立していない商品の売価から算出した納税予定額と売価の合計を総額表示させること自体が全くもって理屈に合わない▼だから、売価表示と納税額表示を分けるべきという業界の主張は理にかなっている。それに対し、会計の際に支

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