カゴメの農事業戦略(下)安定生産と収量増 いわき小名浜菜園
安定した出荷で利益の貢献を目指している
永田智靖氏
カゴメの連結子会社のいわき小名浜菜園は、農事業の重要な生産拠点として位置付けられている。同菜園では、カゴメの持つ主なトマトの品種七つのうち6品種を栽培、生食用トマトとして出荷する。また、新しい品種の栽培試験なども行っている。15年度は年間出荷量が3700tで、売上高が16億円で着地した。永田智靖代表取締役は、「安定した生産や収量の増加を図り、利益貢献を目指していきたい」と、今後の取組みについて語った。 同菜園は05年に出荷を開始した。面積は5万平方