タイのビール戦争 返り咲き狙うチャーン

酒類 ニュース 2018.05.28 11705号 13面
バンコクの小売店ではさまざまなビールが発売されている

バンコクの小売店ではさまざまなビールが発売されている

 タイの地場ビールで有名なのが「シンハビール(ビア・シン)」。だが、シンハはタイ国内では後続の3位。首位にあるのは同じブンロート・ブリュワリー社が手掛ける大衆向け姉妹品の「リオ」で、これを2位の「チャーン」が猛追する構図にある。チャーンはタイの巨大財閥TCCグループ傘下、タイ・ビバレッジの主力商品。2000年代前半以来のシェアトップを狙う。ビール消費量で東南アジア2位のタイでは今、激しいビール戦争が展開されている。(バンコク=ジャーナリスト・小堀晋一)

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