タイの果物市場、引き合い強まる 中国企業の買い占めも

農産加工 ニュース 2018.07.09 11727号 07面
タイ東部チャンタブリー県のパパイヤ農場。引き合いが強まっているという(チャンタブリー県で6月19日、筆者撮影)

タイ東部チャンタブリー県のパパイヤ農場。引き合いが強まっているという(チャンタブリー県で6月19日、筆者撮影)

 マンゴーやドリアンなど南国フルーツ(果物)の産地として知られる東南アジアのタイ。輸出も盛んで、商務省によると年間約300億バーツ(約1000億円)もの果物が海を越え、海外の市場に届けられている。中でも生活水準が驚異的な伸びを見せる中国では引き合いが強まっていて、中国企業がタイの生産農家と直接交渉するなどの買い占めも常態化。一部に品薄感も広がっているという。一方で、こうした流れを商機と見てチャンスをうかがう動きもある。(バンコク=ジャーナリスト・小堀晋一)

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