政治リスク高まるタイ 飲食店への影響も

総合 ニュース 2019.01.28 11826号 14面
当時の反政府派が展開した「バンコク・シャットダウン」。主要交差点が軒並み占拠され、多くの飲食店が休業を余儀なくされた=14年1月13日、小堀写す

当時の反政府派が展開した「バンコク・シャットダウン」。主要交差点が軒並み占拠され、多くの飲食店が休業を余儀なくされた=14年1月13日、小堀写す

 5年近くにわたって軍政が続くタイで、今春にも実施される民政復帰のための総選挙をめぐって、現地の日本食レストランなどがやきもきしている。というのも、新年が明けて半月が過ぎたというのに一向に投票日が決まらないというのだ。タイでは投票日とその前日は法律の規定で酒類の販売が全面的に禁止されることになっており、飲食店にとっては売上げが激減するブラックデー。3年ほど前にオープンした居酒屋の店主は、「投票日の当日と前日は休業にせざるを得ない。従業員にも休暇を与えなくてはいけない。仕入れに

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