栃木産干瓢、17年は1割減産か 日照不足が影響

農産加工 ニュース 2017.09.27 11596号 01面
生産問屋が集まった「干瓢の目揃え会」。今年度産の品質や等級規格を確認する

生産問屋が集まった「干瓢の目揃え会」。今年度産の品質や等級規格を確認する

 17年度の栃木県産干瓢の生産が終了した。今年は生産最盛期である8月の日照不足が影響し、昨年より1割近く減産となったところが多い。品質も昨年より芳しくないとの声もある。業界は流通量の約9割を中国産で賄っているが、近年は国産の引き合いが強く価格が高騰。相場は3年連続で上昇し、昨年は1973年の過去最高値まで近づいた。農家の高齢化や人手不足を背景に、生産量も全盛期の10分の1以下に減少している。(三井伶子)

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