国連WFP、世界食料デーキャンペーン報告 途上国の子ども1万225人の給食1年間分集まる

総合 キャンペーン 2018.02.02 11656号 05面
(C)JAWFP

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 国連WFPは、17年10月1日から17年12月31日まで展開した「世界食料デーキャンペーン2017 つなげよう!一杯の給食、いっぱいの夢」を通じて、途上国の子ども1万0225人に、1年分の給食を届ける寄付を集めることができたと報告した。キャンペーンには著名人30人も応援し、SNSを通じて合計8万件以上の協力を得ることができた。今回キャンペーンでは、初めてSNSを活用したマッチング寄付に取り組んだ。これは「給食の思い出」をテーマにSNSにハッシュタグ「#WFP給食の思い出」を付けて子どものころの給食の思い出などを投稿すると、1投稿につき30円(学校給食1日分)を寄付協力企業が国連WFPの学校給食プログラムに寄付するというもの。30人の著名人協力も得てSNSを通じた協力は、計8万6723件に上った。(三輪周二)

 内訳▽「#WFP給食の思い出」投稿9511件▽著名人のSNS投稿に対するいいね/シェア7万2566件▽国連WFP公式アカウントの投稿に対するいいね/シェア4646件

 ▽協力著名人(五十音順・敬称略)=亜希、井上康生、浦浜アリサ、EXILE USA、遠藤保仁、荻原健司、荻原次晴、岸本セシル、KOuKA、さかなクン、祐真キキ、竹下景子、辰巳琢郎、知花くらら、つるの剛士、富岡佳子、豊田愛魅、ナオト・インティライミ、野口健、桧山進次郎、ふなっしー、ベリッシモ・フランチェスコ、雅姫、松田丈志、三浦雄一郎、三國清三、道端ジェシカ、山下春幸、湯川れい子、渡辺真理

 ▽マッチング寄付協力企業(五十音順)=アルフレッサホールディングス、キッコーマン、日清食品ホールディングス

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 「世界食料デー」=世界の飢餓や貧困、栄養問題についての関心と理解を深め、解決していくことを目的に国連が10月16日を「世界食料デー」に制定。(1981年制定)

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