流通フィンテック 決済発・ビジネス革新(2)キャッシュレス<下>実は準備万端の日本人

総合 連載 2018.04.30 11695号 02面

 日本人のキャッシュレス決済比率は2割にとどまるが、食品を扱う小売業では4割を超える事例も珍しくない。食品スーパー(SM)218社が加盟するCGCグループは、60社が共通電子マネーを導入し、そのうち10社で決済比率が30%以上となっている。これに10%を超えるというクレジット決済を加えると、キャッシュレス比率は4割を超える。  なぜ食品小売でキャッシュレス比率が高まるのか。食品小売は来店頻度が高く、そのたびに現金を用意するのは利用客にとって手間だ。店側

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