流通フィンテック 決済発・ビジネス革新(5)ハウス電子マネー<下> 顧客の新陳代謝に備える

小売 連載 2018.05.28 11705号 02面

 ハウス電子マネーがうまく機能すれば、ポイント会員以上に店とのつながりは強まる。ポイントを付与する相手はその時点では見込み客だが、事前チャージの顧客は売上げが確定している。ただ、自社の電子マネーにもポイントと共通の弱点がある。顧客を囲い込むツールとしては有効だが、来店したことがない生活者にはリーチしづらい。  食品スーパー(SM)の場合、商圏内でシェアを20%も取れば地域一番店になり得る。一番店でそれぐらいだから、来店経験のない顧客は相当数に上る。また

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