日清オイリオグループ、2本柱で増益回復図る 付加価値品拡販と価格適正化
久野貴久社長
日清オイリオグループは今期、付加価値品の拡販と汎用(はんよう)油の価格適正化を加速、増益回復を図る。前期、価格改定の未達や菜種のコスト増などによって減益を強いられた(後日続報)が、安定収益を獲得できる施策を展開。好調の加工油脂事業でも能力増強を図る投資を積極化する予定で、中計2年目として大幅な増益回復を図る。 久野貴久社長は「(利益回復には)油脂・油糧と加工食品が最大のポイント。特に汎用品に関しては最低でも16年度の水準にまで戻すことが必要」と強調