食用油、コスト環境に逆風 安定供給継続へ価格改定を実施

 食用油業界のコスト環境に全方位で逆風が吹いている。食品業界全般で共通する物流費やエネルギーコスト、人件費、資材価格の上昇に加え、原料面でも大豆相場は上昇基調が続き、菜種(キャノーラ)も新穀の油分低下が採算を直撃。さらにカナダドルや米国ドルの為替状況もマイナスに働いており、ミール価格も下落。かねて価格適正化が予想されていた同業界だが、安定供給を継続させるため参入各社では家庭用・業務用製品の価格改定を実施する。
 価格改定は6月3日からとJ-オイルミルズ

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