スイーツ&ベーカリー特集:チャネル・シーン・温度帯・品質で上昇・拡大
激戦必至のベーカリー市場。専門店も含めた淘汰が始まる気配にある
展示会では多くの場面で差別化のヒントを拾えるはず。自店の強さをまずは見いだしたい(18年4月デザート・スイーツ&ベーカリー展)
新元号スタートは追い風の一つ。パーティー機会の増加などでパティシエの出番が多くなりそうだ
量販チャネルでも店舗限定アイテムなどの差別化戦略が目立つ
三温帯を制す者は市場を制す。食シーンの多様化に伴い、その重要性はさらに増すだろう
国内スイーツ・ベーカリーは、販売チャネル、消費シーン、温度帯、品質の4層で市場レベルが上昇・拡大している。し好品として、モノ・コト両翼での提案も加速度的に厚みを増し、人口減少の中でも質・量ともに拡大傾向にある。17、18年は東日本大震災以降の急速な伸びが一服し、2兆円を目前に2年連続で足踏みが続いたが、食品業界屈指ともいえる最先端のトレンドマーケティングは健在。近年の市場動向を分析するとともに、今後のトレンドや展望を探る。