オーミケンシ、「可食セルロース」開発 木材から低カロリー食品素材
さまざまな料理に使える「ぷるんちゃん」の麺タイプ(左)と粒タイプ(イメージ商品)
紡績会社であるオーミケンシが、木材から低カロリーの食品素材「可食セルロース」を製造する技術を開発した。製造過程としては、木材パルプを加水分解・粉砕した粉末セルロース原料を溶かしてできたセルロース溶液に、多糖類溶液を加えることで複合可食セルロースが出来上がるもの。「可食セルロース」自体にカロリーはなく、現在はグルコマンナンを混ぜて加工したサンプル商品「ぷるんちゃん」を各方面に提案中だという。今年度中には量産体制ができるよう計画しており、同社の新たな収益事業に育成する狙いだ。